私はお兄ちゃんに…
第16章 真実の愛
彩奈『お兄ちゃんが私の事妹としかみてないの分かってる。だから、私が諦められるように、『お前なんか嫌いだ』ってきっぱり振って欲しいの。そしたらお兄ちゃんから離れるしじゅんくんと本気で付き合えると思うの…お兄ちゃん…お願い。』
綾斗『ヤダ…』
私は聞き間違えたのだろうか。
お兄ちゃんがヤダって言ったように聞こえた…
綾斗『ヤダよ!!』
彩奈『っ!?』
綾斗『俺もずっと前から、お前の事が好きだった。妹としてじゃなく、女としてな。でもずっと言えなかったし、言ってはいけないと思ってた。お前から俺の事異性として見てるって言われた時は、正直に飛び跳ねたいくらい嬉しかった。でも怖かったんだ。兄弟は結ばれてはいけないんだって…でももう我慢できない…俺はお前が好きだよ。愛してる。他の男なんかに渡したくねえよ。嫌いなんて嘘もつきたくねえ。』