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私はお兄ちゃんに…

第21章 数年後


お兄ちゃんへ。

お兄ちゃんを残して死んでしまって本当にごめんなさい。


でも天国からずっと見守っているよ。


たぶんお兄ちゃんのことだろうから私のことが忘れられなくて恋もろくにしてないと思う。


でもせっかく私が命張って助けた命なんだから!!!


幸せになって欲しい!!!!


私のことは忘れてくれてもいい。


そしてお母さん、お父さん。

今までわがまま娘でしたね。


ごめんなさい。


親孝行の一つもできなくてごめんなさい。


そして愛情いっぱい注いで育ててくれてありがとう!!!


ここで手紙は終わっていた。


でも俺は見逃さなかった封筒の中に4行ぐらい何か書いていた。



お兄ちゃん。
どうしても私のことを待っていてくれるなら、
私のこと忘れないでね。
もう一度貴方に恋をするから。



と書かれていた。







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