空と太陽
第5章 空、夏休み
家に帰ると真っ先に
クーラーのきいたリビングに入る
そして冷凍庫から
アイスをとりだす
走って帰ってきたため
汗だくであった
アイスを食べ終わると
自分の部屋へ向かった
そしてクーラーをつけて
ベッドにダイブする
そして
後悔する←
(目があったのに…)
帰りのことだ
(笑ってくれたのに…)
―――ポロッ
「え…」
涙がでてきた
ポロポロおちてくる涙
「っ…………」
そっと枕を抱き締める
力をこめて
「先生…」
自分でも気付かなかった
こんなにも
先生を好きになっていた
知らない間にこんなにも…
もう
会いたくてたまらない、
夏休みは、始まったばかりだ