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空と太陽

第5章 空、夏休み



 何気なく過ごした夏休み

 気づけばもう残り3日だ


 先生に会うために
 全部の補習に参加した

 20回ぐらいあったけど
 1回も会えなかった



 そして今日は由宇と未歩と
 買い物にいく

 宿題は全部おわらせてある






――――――


 待ち合わせて
 3人は近場のお店に入った

 広くていろんなものが
 あるから一旦別行動
 することになった


 「人多いなぁ〜…」


 空は呟きながら歩いていた

 先生を思いながら


 「先生に会えたりして…」


 なんちゃって…

 空は虚しくなってきた

 自然と目に涙が溜まる


 「こんなに涙もろかったっけ…」

 苦笑しながら歩いていると…


―――どんっ


 誰かにぶつかった

 『すみませ…あ゛!!!』

 2人一緒に間抜けな声を出す

 「中村!?」
 「大空先生!?」

 なんと
 会えてしまった

 胸が熱くなった

 ずっと会いたかった人
 会いたくてたまらなかった人

 やっと、会えた


 「先生、私服いけてますね」
 「ん?あー、ありがと」

 すると先生はマジマジと
 空を見て

 「中村も私服可愛いな」

 「え゛あっありがとう
  ございますっ////」

 全身熱くなるのが分かった

 先生、好きだよ


 「あー!!!」
 『え』


 そこにやってきたのは
 B組の桜井友里。

 画ビョウ事件の犯人だ

 空は脚が震えた。

 怖かった



 「先生〜何してるの〜?」

 きゃははとはしゃぐ桜井たち

 空は居づらくなって

 「先生!また新学期!」

 ニコッと笑って立ち去った


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