空と太陽
第11章 雪、たたかい
卒業ももう明日だ
未歩とはいっこうに
話せない空であった
ちなみに空と未歩は
同じ高校に進学。
由宇は女子高へ
桜井も空たちと一緒だ
由宇ははじめて空に聞く
「もう遅すぎるけど…
未歩と何があったの?」
「…由宇には話さなきゃね」
空は苦笑して全てを話した
自分が先生を好きなこと
桜井さんも先生を好きなこと
自分のせいで未歩が犯されたこと
全部全部話した
「空…辛かったね」
空は静かに涙をながした
「何もできなくて…
私も2人の友達なのに…」
「いいの…由宇は悪くない…」
2人は友情を確かめあうように
キツく抱き締めあった