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空と太陽

第11章 雪、たたかい




 そして2人は
 未歩とまた仲良く
 笑いあいたくて
 仲直りするために
 未歩のあとをつけた



 すると未歩は
 校舎裏にきた


 桜井がいる




「満足した?」
「うん」


 桜井は微笑する


「もういいでしょ?」
「どうかなぁ〜」


 話がまったくよめない


「約束は今日までじゃん」
「そうだっけ?」


 あははっと桜井。


「空には手をだして
 ないでしょうね?」
「うん、全く」


 未歩は安心したように
 ため息をついて


「んじゃもうあんたとは
 話さないから
 空んとこ戻るね」
「いいの?」


 桜井はケータイを取り出す


「動画録ってるけど?」


 未歩は青ざめた
 空は大変な状況だとわかった


 そして



「ふざけないでよっ!!!」


 未歩の前まで駆け出してきた

 由宇もあとからついてきた



「ケータイ貸してっ」


 そう言って桜井から
 ケータイをうばいとり削除した


「空…」
「未歩、ごめんね」


 2人は抱き締めあった


「桜井さん」
「なによ」

「好きならさ、
 卑怯な手つかうなよ」
「っ…」

「未歩がどれだけ
 辛かったかわかる?」
「…」

 空は真っ直ぐ桜井を見て




「最低だよ、あんた」




 空はそう吐き捨て
 未歩と由宇と3人で
 教室へ帰った



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