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二十歳になれば

第2章 不思議少女



意識してなのか、無意識なのか、それともメッセに付き合う私に気を使ってなのか…、


玲菜はいなくなった彼のことは殆ど口に出さなかった。


私から出す必要もなかったから、玲菜との会話は自然と私と彼女の間だけの内容になった。


いや、もしかしたら玲菜は、彼とつながっているかも知れない私に微かな望みをつないで、私をつなぎとめようとしていたのかも知れない。


だから、出来るだけそれを私に意識させないようにしていたのかも知れない。


ただ、そんなことは私にはどうでもよかった。


メッセが来るから返す。


ただそれだけ。


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