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二十歳になれば

第2章 不思議少女


うだるような暑い夏の日に、突然私の前に現れた女の子。


いつのまにか、朝起きたら最初にサイトのメッセを確認するのが日課のようになっていった。


毎朝、顔を洗いながら、メッセで会話する。


取り留めのない会話はそれでも毎日、少しずつ長くなっていった。


まだ15歳の高校1年、いわゆるJK1らしい。


電車に乗り、バスに乗り、仕事が始まるぎりぎりの時間まで玲菜と話す日も増えてきた。

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