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二十歳になれば

第4章 疑心


あまりにもタイミングが良すぎて、私は玲菜が話したくないから返信しなかったのだと思った。


そしてメッセできないと入れたとたんに安心して返信してきたんだと勘ぐってしまった。


「起きてたのに、なぜ返信してこなかったの?」


それから2時間後、学校では休み時間にあたる頃かな。


悲しそうな返信があった。


「私って、もうそういうイメージしか残ってないんですかね…」


明らかに、私から疑いの目で見られていることを意識した返信。

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