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二十歳になれば

第1章 プロローグ


玲菜と私のメッセ交換が始まったのはこのときからだ。


「彼はずるい…」


玲菜の言葉に胸が痛んだ。


分かってはいたけれど、こんな依頼、受けなきゃよかった。


いや、普通なら受けない。


でも、彼の心の内がよく分かるから私もそうしたんだ。



「おはようございます。

あの…

メッセ送っちゃいました」


次の日、玲菜から私へメッセが入った。


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