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二十歳になれば

第5章 友達のこと


世の中に、嫌なことを正直に話してくれる友達なんて殆どいないだろう。


気まずくなりたくないし、逆切れされて絶交されるかもしれないから。


少なくとも私は玲菜に、弱音を吐くならその相手に対して抽象的な言葉で誤魔化すような人間にはなって欲しくない。


どうせ弱音を吐くなら、周りが助けてあげたいと思うような弱音の吐き方にして欲しい。


人を遠ざけるような弱音はだめだ。


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