秘書のお仕事
第5章 鬱憤の種
「陽介~来たわよーっ///」
突然扉が開けられたと思うと、あたしは社長に突き飛ばされた
『んぎゃ!!』
豪快に尻餅をつき、社長の顔を見上げると
社長はもうあたしを見ていなかった
「やあ、えらく早くに来たんだね」
「だってぇ、陽介に会いたかったから~」
見たことのない女は、足早に駆けてきたかと思うと
社長に抱き着いた
ああ、こいつも、会社の利益のためか…
あたしは尻餅をついたまま、いちゃつく二人を見上げる
「だあれ、この人?」
「さあね、それじゃ行こうか」
社長はあたしを一瞥し、例の部屋に女と入っていった
『…』
やっぱりからかっとるやんけーーーーー!!!!!