テキストサイズ

秘書のお仕事

第6章 仕返し





「千晴…社長が嫌いなんだよな?」




あたしは下唇を噛んだまま、小さく頷いた


もちろんその悔しそうな顔は、涼からは見えていない











「じゃあさ…俺が社長に仕返ししてやるよ」








『え?』






その言葉の意味がよくわからなかったから


あたしは顔を上げたんだ






そうすると



あたしの唇に、柔らかい感触が重なった















『…///』






涼に




キスされた













『りょ…涼、待って…///』





顔を逸らそうとすると、涼の方から離れてくれた









「…俺も、嫌か?」





『…』







そんなこと



ない













ストーリーメニュー

TOPTOPへ