テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第4章 ~これは、恋の予感?~

「だから浩太さんのこと知ってたんですよ。」

よくよく考えればわかる話だ。

学校が違うんだったら、どこで俺の事を知った?

「この間はすみませんでした。」

つらそうに顔を歪めながら、彼はそう謝った。

「自分の感情を無理矢理押し付けてしまって・・・」

神々君は今にも泣きそうだった。

「本当にすみませんでした。」

「・・・もう、いいよ。」

そんな顔で謝られたら、許せないわけないじゃないか。

「ぇ?」

「もう、いいんだ。」

「許して・・くれるんですか?」

驚いた顔をした神々君。

「よくわからないけど、俺・・・嫌じゃなかったし。」

「っ!!」

「うわ!?」

そう告げれば、彼は勢いよく抱きついてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ