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BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

高校の頃・・・・君が好きだった。

眩しいくらいの笑顔で、いつもみんなの中心にいた君。

明るくて、運動神経も抜群で、君はいつもキラキラ輝いてた。

まさに、太陽のように。

僕は、そんな君が好きだった。

地味で、友達も少ない僕とは全く逆の君。

最初はただの憧れだと思ってた。

でもそれは、僕が逃げてただけだったんだ。

認めたくなかった。

だって、君は男だったから。

同じ男を好きになるなんて、普通じゃない。

だから、僕は必死に君への想いを消そうとしたよ。

こんな感情、抱いちゃいけないんだって。

でも、そんなことするだけ無駄で・・・・

想いを消そうとすればするほど、君のこと好きになったよ。

告白しようとは思わなかった。

君に迷惑をかけたくなかったし、嫌われたくなかったんだ。

嫌われるくらいなら、ただ遠くから見てる方がましだった。

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