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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

「あっ・・・は・・ッ・・・」

足に力が入らない。

「はぁ・・はっ・・・・」

海斗が支えてくれなかったら、倒れてしまいそうだ。

「優太・・・・」

「ぇ? ちょ、海斗!?」

海斗の腕の中で息を切らせていると、海斗の手が僕の制服の中に入ってきた。

「いや?」

「ぃ、いやっていうか・・・」

「なに?」

いやとかいうよりも・・・

「こ、ここで?」

「うん。 優太が欲しい・・・」

そんな甘い声でささやかないでよっ・・・

「だめ? 優太がいやなら我慢するよ?」

「・・・っ・・・・」

僕は、覚悟を決めて海斗の胸に顔をうずめた。

「・・・いいよ・・・・」

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