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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「あの二人はどうしたんだ?」

絨史に聞くと、絨史は怪しく笑った。

「いますよ、奥の会長室にね。 ただ・・・」

「・・・?」

なんだか、みんなの様子がおかしい。

「眠ってますけど。」

「寝てる?」

二人仲良く昼寝か?

「違うよ、豊。 俺が睡眠薬を飲ませたんだよ。」

「なっ!?」

俺の考えを読み取り、絨史はそう答えた。

「なんのために?」

「それは・・・」

絨史が、俺に近づいてくる。

「豊を・・・」

無意識のうちに、絨史から逃れるように後ずさっていた。

「犯すため。」

「っ!?」

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