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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

それでも、ゆっくりと近づいてくる潤。

「それ以上来たら、飛び降りるぞ?」

「っ!!」

少し端に近づくと、潤は足を止めた。

「何しに来た? 今日は生徒会があるだろ?」

「お前だってそうだろ?」

潤は、笑ってそう言った。

「俺は、休むって言ってある。」

「だから一人で屋上来たの?」

早く、帰れよ・・・・

「そうだよ。」

「何しに?」

見りゃわかるだろ。

「・・・・・・」

「死ぬのなんてやめろよ。 楽しくないぜ?」

お前に、何がわかるんだよ・・・・

「ごめんな、豊。」

「ぇ?」

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