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BL~中編・長編集~

第10章 ~番外編①~

「いつから先生に彼女がいるって知ってたの?」

「ん~…結構前。 あの人たちが付き合い始めた頃?」

付き合い始めた頃って…

「いつ?」

「えーっと…一年くらい前…だったかな?」

全然知らなかった。

「ちなみに誰?」

「ん?」

僕の質問に、海斗は意地悪く笑った。

「誰だと思う?」

「わかんないよ、そんなの。」

第一、先生はノーマルだと思ってた。

「優太って、あの先生のこと全然知らないのな。」

「?」

海斗は大きくため息をついた。

「あの先生って、すごいSなんだよ。 だから、いじめがいがあるやつしか好きにならないの。」

「ふーん…」

いじめて楽しい人って、うちの学校にいたっけ?

「優太…わかってる?」

「? 何が?」

今のでなにをわかれと?

「だから…優太はお気に入りに入ってんだから気をつけろってこと!!」

「お気に入り…?」

あの先生は、みんなにああいう態度をとってるんじゃないの?

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