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BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「そっか・・・俺はもう今日は終わりだから一緒に帰ろうかと思ったんだけど・・・」

「無理だな。」

シバの言葉に返事を返した時、食堂が一気に騒がしくなった。

「あいつらかよ。」

「いつものことだろ。」

シロと、その彼女のナオ・・・・その他取り巻き達が食堂に入ってきたのだ。

「「ははははは!!」」

ただでさえ食堂はうるさいのに、余計に騒がしくなってしまった。

「・・・行こう。」

「ぁ、ああ・・・」

トレーを片付け、シバと食堂を出る。

「じゃあ、またな。」

「おう。」

シバと別れ、俺は中庭に向かった。

中庭は静かで好きだ。

一人の時はよくここに来て、本を読んだりして過ごしている。

「ふぅ・・・」

ベンチに座り、息をつく。

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