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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

海斗に笑顔を向けながらそう告げると、海斗は照れ臭そうに笑った。

「うん。」

目の前には、あきれた顔のクラスメイト。

「はあ・・・頼むから、目の前でいちゃつくな。」

「いちゃついてないよ~・・・」

ぶーぶーと文句を言ってるこの人は、うちの学校の生徒会長。

「今日も翠君は生徒会の仕事なの?」

「ああ。 最近、忙しいからな。」

この生徒会長、名前は和宮 潤也(かずのみや じゅんや)。

ただ今、同じ生徒会の後輩である雨宮 翠(あめみや みどり)と交際しているらしい。

「なんで生徒会長がここにいんだよ? お前は仕事ないのか?」

「まあね。 俺の場合は、他のやつに押し付ければいいし。」

「うわ、最低。」

お弁当を食べながら潤也にそう言えば、潤也はいたずらっぽく笑った。

「ちゃんと俺にしかできない仕事はやってるよ。」

「当たり前だ。」

あなたがやらなくて誰がやるの・・・・・

『生徒会長~。 仕事が進みませ~ん。 来て下さ~い。』

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