テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「?」

不意に、俺を抱きしめるシロの力が強くなった。

「・・・愛してる。 もう二度と、離さないから・・・」

「・・・・シ・・・ロ・・・ッ・・・・」

愛してる━━━・・・・・

その言葉をシロの口から聞けるなんて、思ってもみなかった。

「・・・・お、俺もっ・・・・」

俺も・・・・シロを愛してる・・・・

泣きながらシロに抱きつく。

「ハル・・・」

「ん・・・」

体が離れたと思ったら、唇が重なった。

温かい・・・シロの体温。

「ふ・・・っ・・・ん・・」

すごく、安心する。

この温もりが。

「んぅ・・・はっ・・・」

舌を絡め取られれば、体がうずく。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ