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BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「・・・・・・」

「・・・ハル・・・・大丈夫・・・?」

「・・・じゃない。」

「ははは・・・だよね。」

布団の中で死んでいると、心配そうなシロの声が聞こえた。

正直に、シロの問いかけに答える。

はっきり言って、あらぬところがかなり痛い。

「ハル。」

「ん? な・・・」

俺の言葉は、最後まで続かなかった。

シロに口をふさがれたから。

「んんっ・・・」

そのまま、シロが俺の上に覆いかぶさってきた。

「・・・なんだよ、急に・・・」

「好きだよ。」

「・・・っ・・・・」

ずるいよ・・・・いきなりそんなこと言うの・・・

そんなこと言われたら・・・この痛みも全部許せるじゃないか・・・

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