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BL~中編・長編集~

第13章 ~小悪魔男と平凡男子~

「ほんと!? ありがとう!!」

別に・・・お礼を言われるようなことじゃないような気がするが。

「・・・・うん。」

でも、こいつの笑顔可愛いな。

素直に、そう思った。

「さ、帰ろ!!」

「あぁ。」

明日から、壮絶な毎日が始まるなんて、俺は予想してなかった。

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「おは・・・・」

「おはよう、佐藤君!!!」

「「え?」」

教室の空気が凍りつく。

幸村のファンからの視線が痛い。

「お、おはよ・・・」

「今日も暑いね!!」

な、なんでこんなことになってるんだ?

昨日まで、こんなことなかっただろ?

「そうだな・・・」

うわ~・・・・ファンから睨まれてるよ、おい。

た、助けて・・・

「そういえば、昨日の番組さ~・・・」

「・・・・・」

一体どういうこと?

もしかして、昨日ので好感度が上がった・・・とか?

「佐藤君、聞いてる?」

「あ、あぁ・・・ちゃんと聞いてるよ。」

いやいやいやいや。

それはないだろ。

「ほんとに?」

「ほんとだって。」

とりあえず・・・・この状況、なんとかしないと。

「おっはよー!!」

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