無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「僕が告白したんだっ。」

「へぇ～、意外かも。」

ど、どうすれば勘違いだと気づかせることができるんだ？

今更言いにくいし・・・

「何の話してるんだ？」

「あ、海斗！！」

お、エースの登場だ。

「新がね、幸村君と付き合うことになったんだって。」

「へ？」

うん。　まぁ、そうなるよな。

俺だってそうなってるし。

「えへへ。」

「・・・・・」

でも、幸村のこんな嬉しそうな顔見てたら、今更否定できないし。

「よかったな、幸村。」

「うんっ！！」

俺には無理だ・・・・

幸村を泣かせたら、ファンに殺される。

今だって、ものすごい視線を浴びているし。

「新、ちゃんと幸せにしてやれよ。」

「・・・・・・はい・・・」

つらい・・・・誰か、俺を助けてくれ。

そんな俺の心境に気付いた人間が一人だけいた。

「・・・・・・」

その時の俺は、気づかなかったけど。

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