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BL~中編・長編集~

第13章 ~小悪魔男と平凡男子~

「うわっ!! ちょ、どうしたの!?」

「ん・・・・?」

うう・・・世界が黄色い・・・・

「あぁ・・・・近藤か・・・おは・・・よ・・・・」

「お、おはよ。」

「ん?」

そんな俺を見てか、瑞城がこちらに寄ってきた。

「大丈夫か? 随分頑張られたみたいだな。」

「え? なに? どういうこと?」

ほんと、瑞城はなんでもお見通しだ。

「新・・・まさか・・・・・」

「そっ。 たぶん、昨日幸村に・・・・」

「あああーーーー!! 言うな!!」

うっ・・・・大声出したら、腰に響いた。

「ぃっ・・・・・」

「っていうか、新ってネコだったんだ。 すごい意外。」

俺だって想像してなかったわ!!

「ははは。 仲間が一人増えたな。」

「やったね。」

「・・・・・」

なにも言えない。
っていうか、言う気力がない。

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