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BL~中編・長編集~

第14章 ~人は見かけによらないにゃ~

「ワン!!」

「あ、カイン。」

僕が春架様に甘えていると、下から犬の鳴く声が聞こえましたにゃ。

「元気にしてた?」

「ワン!!」

カインさんは尻尾を振って、春架様を僕から盗ってしまいましたにゃ。

「にゃ・・・・」

でもいいですにゃ。

僕には留架様がいるから。

「境兄ちゃん達、最近どう?」

「どうって・・・・別に何も。」

しばらくすると、お茶会が始まりましたにゃ。

留架様達が雑談してる間、僕は留架様の膝の上で。 カインさんは地面でお昼寝。

「あ、そうだ。 留架にプレゼントがあるんだ。」

「プレゼント?」

亮様はそう言って、小包を取り出しましたにゃ。

「開けていい?」

「もちろん。」

まあ、留架様が何をもらおうと僕には関係ないので、そのままお昼寝してましたにゃ。

「・・・・なにこれ?」

「蝶ネクタイ。」

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