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BL~中編・長編集~

第14章 ~人は見かけによらないにゃ~

「はい、どうぞ。」

「にゃ~。」

次の日の夜、僕は三神様に晩御飯をもらいにキッチンに来ましたにゃ。

「鏡夜君、その蝶ネクタイ似合ってますね。」

「にゃ~。」

時々三神様に声をかけられるので、それに答えながらご飯を食べ終えましたにゃ。

「にゃ~。」

「お粗末さまでした。」

ふぅ~・・・お腹いっぱいにゃ。

僕が留架様のお部屋に戻っている途中、後ろから声をかけられましたにゃ。

「おい。」

「にゃ?」

声の主は、僕が最も苦手な人だったですにゃ。

「カ・・・インさん。」

「来い。」

ぇえ!? 僕、何かまずいことしたかにゃ??

「ぅ・・・・はい。」

一番新米の僕はカインさんの言う事に逆らえず、渋々カインさんの後について行きましたにゃ。

「お前・・・・留架様に近づくな。」

「・・・・え?」

人気のない場所につれてこられた後、カインさんの口から出たのはこの言葉。

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