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BL~中編・長編集~

第14章 ~人は見かけによらないにゃ~

セレーナさんはこの屋敷で暮らしている動物たちの中では断トツの美人。

カインさんの恋人なのにも納得がいきますにゃ。

彼女を利用してカインさんに近づこうと、彼女の周りにはいつも取り巻きたちがいますにゃ。

「ここでいいかしら。」

あ、ちなみに犬種はプードルですにゃ。 大型犬の方ですにゃ。

「僕に何か御用ですかにゃ?」

セレーナさんにつれて来られたのは、この間カインさんと言い争った場所。

「あなた・・・カインに近づかないでくれる?」

「ぇ?」

カインさんに近づくって・・・僕、むしろ避けてるんですけど・・・・

「留架様と亮様がお茶してる時も、一緒にいないで。」

「それって・・・」

つまりは、留架様と一緒にいるなってこと?

「そう。 留架様と一緒にいることもダメ。」

「そ・・・んな・・・・・」

どうして・・・どうしてみんな・・・・

「ど・・して・・・? どうして・・・」

「は? なにが?」

僕が留架様といることを禁止するの?

「なんで僕を・・・」

「っ!?」

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