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BL~中編・長編集~

第14章 ~人は見かけによらないにゃ~

昨日まで、あんなに怯えていたのに・・・・

不思議だにゃ。

「ワン!!」

「おや、カイン君。」

カインさん、歩くの早いにゃ。

もう三神様の所に着いてしまったにゃ。

「鏡夜君も一緒なんですか? 珍しいですね。」

僕が一緒にいることに、三神様は驚いたみたいですにゃ。

「私に何か御用ですか?」

「にゃ~。」

僕はカインさんの背中からテーブルの上に飛び乗ると、三神様に蝶ネクタイを渡しましたにゃ。

「つけて欲しいんですか?」

「にゃ~。」

僕の返事を聞いて、三神様は僕の首に蝶ネクタイをつけて下さいましたにゃ。

「はい、どうぞ。」

「にゃにゃ~。」

お礼を言うと、三神様は優しく微笑みましたにゃ。

僕は三神様に少し撫でてもらった後、カインさんの所に戻りましたにゃ。

「カインさん、これ・・・・似合ってますかにゃ?」

「あぁ。 よく似合ってるよ。」

カインさんはそう言って、僕の頭を舐めて下さいましたにゃ。

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