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BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

昼休みがもう終わるというとき、僕は幸助に声をかけた。

「僕、屋上に行ってくる。」

「今からか?」

「うん。」

僕の言葉を聞いて、幸助はにんまりと笑った。

「わかった。」

幸助が頷いたのを確認すると、僕は屋上に向かった。

今の時間なら、先輩もいないよね?

僕は屋上の扉をそーっと開け、誰もいないことを確認し、足を踏み入れた。

「ふぅ・・・」

ここに来ると、なんだか気分が落ち着く。

「・・・・」

先輩のこと、諦められるかなぁ・・・

「・・・・・」

無理だろうな・・・

だって僕・・・

「・・っ・・・」

本当に先輩のことが・・・・

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