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BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

「一輝~、飯食おうぜ!!」

「・・・うん。」

退院してから、もう1週間が過ぎようとしてる。
先輩に会わないこと2週間と少し・・・

先輩に会わなければ会わないほど、僕の心の中は先輩でいっぱいになっていく。

「一輝、お前本当に大丈夫か? 最近、元気ないぞ。」

「・・・大丈夫。」

1日に1回。 幸助とこの会話をやりとりするようになっていた。

「お前が元気なくなったのって、屋上に行かなくなってからだよな。」

「・・・・・・」

幸助の言葉を否定できない。

「一輝・・・」

「ん?」

顔を上げると、幸助は僕を真っ直ぐ見ていた。

「本当のことは言わなくていい。 でもな、後悔だけはすんなよ。」

「・・・・うん。」

一輝の言葉に頷き、お弁当を再び食べ始める。

後悔だけはするな・・・か・・・・

そうだね、幸助・・・

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