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BL~中編・長編集~

第14章 ~人は見かけによらないにゃ~

カインさんの言いたいことがわからない。

「俺は亮様を守ると、自分に誓った。」

「・・・?」

亮様と僕に、なんの関係があるんですにゃ?

「亮様の大切な人は、俺にとっても大切な人だ。」

それって、留架様のことですにゃ?

「にゃ?」

でも、やっぱり僕には関係ないですにゃ。

「・・・・その大切な人にとって大切なペットも、俺にとって大切な奴なんだよ。」

留架様にとって大切なペットって・・・・

「僕?」

僕のことですかにゃ?

「・・・そうだよ。」

「・・・・っ・・///」

なんか、顔が熱くなってきましたにゃ。

「なんでお前が赤くなるんだよ。」

「にゃ!?」

僕は恥ずかしくて、カインさんに見られないようにクッションに顔をうずめた。

だって・・・それって・・・・

「でも、それだけの理由で僕のことを守ってくれたんですかにゃ?」

「・・・・」

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