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BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

「僕はっ・・・先輩のことが・・・・」

本当に・・・・どうしようもないくらい・・・

「・・・好き・・なんです・・・・」

「・・・・・・」

先輩には、もう相手がいるのに・・・・

「・・・・ごめんなさい。」

「・・・・・」

僕は最後に先輩に謝ると、屋上を立ち去ろうと先輩の前を横切った。

「・・・・」

僕の初恋は実らなかったけど・・・・

「・・っ・・・」

自分の気持ちを伝えられて、よかった。

「・・・・えっ?」

先輩の前を横切ろうとした瞬間、僕は腕を掴まれ、後ろに引っ張られた。

「うわ!?」

目の前が真っ暗になった。

それは、先輩に抱きしめられているからだと気づくのに、時間はかからなかった。

「せ、んぱい・・?」

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