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BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

「・・・・花宮・・・」

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「じゃ、行ってくるね!!」

「はいはい、行ってらっしゃい。」

幸助にそう言い、教室から飛び出す。

「お昼~お昼~」

屋上に続く階段を跳ねるように駆け上がっていく。

「先輩っ!!」

「・・・よ。」

屋上の扉を開くと、大好きな人が待っていた。

「お弁当食べましょ。」

「・・・・・おう。」

毎日この時間。

大好きな人と過ごせる大切な時間だ。

「先輩、ご飯粒ついてますよ。」

「・・・・っ!!」

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