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BL~中編・長編集~

第21章 ~番外編②~

どうも。

俺のこと覚えてるかな?

瑞城豊です。

潤と結ばれて、幸せ一杯なんだけど…

悩みが一つ。

それは…

「潤、寝ないのか?」

「あぁ…うん。 先に寝てていいよ。」

「………」

最近、潤が冷たい。

今日だって、せっかく泊まりに来てるのに、一緒に寝ようともしてくれない。

こんな調子なわけだから、当然してないわけで…

「………わかった。 おやすみ。」

「おやすみ。」

はっきり言って、欲求不満。

俺だって、健全な男子高校生だ。

「………」

ベッドに潜り込み、布団にくるまる。

どうせ、また布団敷いて寝るんだろ。

潤の家なのに、俺はベッドで。
潤は布団で寝るのが当たり前になっていた。

どうして、俺と距離を置くのだろうか。

潤と付き合い始めて半年。

倦怠期? それとも…

俺のこと嫌いになった?

やっぱり、もっと可愛い奴と付き合いたいとか?

「…っ…」

くそ…考えたら、涙が…

「ッ…ぅ…」

いつから、俺はこんなに弱くなったんだ?

半年前の俺なら、こんなこと平気だったろ?

潤と付き合えてること自体、奇跡みたいなもんじゃないか。

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