
BL~中編・長編集~
第24章 ~番外編③~
次の日…
世間的には休みだけど、受験生の僕らは補習。
それなのに、結局海斗は朝まで放してくれなくて…
体はだるいし、腰は痛いし…
保健室で休んだりもしたけど、結局、ほとんど補習を受けていない状況に。
それは豊や新も同じだったみたい。
あ、そうそう。
豊のことだけど、ただ潤の気遣いに、豊が気付いていなかっただけのようで…
たぶん、豊の体に負担をかけないように…とか、潤は考えていたんだろうけど…
結局、溜め込んでいた分をまとめて発散されるなら、定期的に発散してほしいよね。
身体的には、そっちの方が楽だし。
まあ、どちらかと言えばだけどね。
潤や幸村君。 もちろん海斗も、自分たちが絶倫だっていう自覚はあるのかな?
三人に比べて僕たちは体力がないんだから、もう少し手加減してほしいよ。
それで、さらに問題なのが…
その補習の帰り道。
肌もすべすべで、元気に歩く海斗達の後ろを、僕と豊と新の三人で歩いてたんだけど…
「ねぇねぇ、君達暇?」
不良(?)っていうか、ナンパ男(?)に絡まれてしまった。
逃げることもできなくて、ただただ抵抗していたら、いつ気付いたのか、海斗達が助けてくれて…
ほっと胸を撫で下ろしたのもつかの間。
「お仕置きが必要だよな?」
この一言で、二日連続で海斗に抱かれることになってしまった。
僕、なんにも悪くないのに~っ!!
