テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

豊は、身体を売っている。

「そうか?」

身体を売り始めたのは、潤也に振られてからだ。

「うん。」

だからって、僕は豊を嫌いにはならない。

「授業始めるぞ~。」

僕には、豊がすごく苦しんでるように見えるから。

「・・・・・・」

豊が身体を売っているという噂が立ってから、豊は日に日にボロボロになって行っている気がする。

前は、こんなに危うい感じじゃなかった。

今の豊は、すぐにでも壊れてしまいそうだ。

「なあ・・・そういえば、もうすぐお前ら付き合い始めて1年だよな?」

「あ、そうだね。」

言われてみればそうだ。

「ちょっとしたプレゼントがあるから、今日、放課後教室で待ってろ。」

「え?」

プレゼント?

「ちゃんと、海斗のこと誘っておけよ。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ