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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

授業の始まりを告げるチャイムが学校に鳴り響く。

「またあとでね。」

「おう。」

自分の席に戻り、授業を受ける準備をする。

「あ、お疲れ。」

「よ。」

先生が入ってくる直前、豊が生徒会から戻ってきた。

「生徒会の方はどう?」

「ん? ああ・・・まあまあ忙しいかな?」

「そっか。」

豊は成績優秀で、ファンの子も多い。
いや・・・多かった・・かな?

「・・・・・」

そんな豊を振った潤也の気持ちがわからない。

「近藤?」

「え?」

考えに没頭していたら、豊が心配そうに顔を覗き込んできた。

「どうした?」

「・・なんでもないよ。」

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