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BL~中編・長編集~

第3章 ~ずっと想い続けます~

「やっぱり、なんかあったのか?」

ごめんね、クロ・・・・

「ミケは・・・・死んだよ・・・・」

「・・おい、冗談はやめろ。」

そう言ったクロは本当に怒っていた。

「冗談じゃねえよ。 ミケは死んだ。」

「・・・嘘だろ・・・」

僕のせいで・・・・・

「どこだよ・・・・」

クロはトラの胸ぐらを掴んだ。

「ミケは、どこにいんだよ!?」

「・・来いよ・・・」

クロの家から出ると、トラは僕の死体がある病院にクロを連れて行った。

「ミケッ!!」

部屋に入った瞬間、クロは僕のそばに駆け寄った。

「どうして・・・」

クロはその場で泣き崩れた。
その時、僕は初めてクロが泣いてるのを見た。

1年以上一緒にいて、初めて見たんだ。

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