なんやかんやでモテる主人公
第4章 ありきたりな紹介
PM8:59。
もうすぐ奴がやってくる。
…カチッ
ドタドタドタドタッ!!
勢いよく階段をのぼる足音。
ほら。来た奴が。
ガチャン…
「南!もう9時だぞ!早く寝なさいっ!」
「い…いいかげんにして!私もう子供じゃないんだから!」
そう。私には7つ離れた兄がいる。
兄が1人暮らしをする時になぜか兄は
《妹を僕にください》
っと親の前で土下座。
いや。変な意味じゃなく…多分。
1人暮らしするって考えた時に私がいないと死ぬって考えにバカだからいきついたらしく…
兄をカタカナ四文字で表したら
きっとあの四文字しか思い浮かばないだろう。
「南は俺にとったらまだまだ子供だ!それに9時に寝ないと…可愛い可愛い南の肌に……グハッ…」
「もう!マジで死んで!」
私が蹴りを入れたのは言うまでもなく…ここで引き下がらないのが私の兄。