なんやかんやでモテる主人公
第12章 ありきたりな本音
″先輩、明日会える?″
先輩にmailして早くも
一時間が経とうとしていた。
PM9:37
先輩からmailが返ってこない
理由なんて1つしかないのに…
考えると少し胸が痛むのは
なぜ?
携帯とにらめっこしても
返信は返ってこず、時間だけが
過ぎていく。
そういえば!
私は大事に引き出しに、閉まっておいた
名刺を引き出しから、出して
手に取った。
いやいやいやいや…!
先生にいきなり、電話なんて…
迷惑極まりないよねっ…?!
でも…
先生の声が聞きたい…っ!!
ささやくような甘い声。
もう…私は彼に依存しちゃっているのかな…?
なんて錯覚する位…
私は電話番号を打ち終えた
が!しかし!!
発信ボタンを押す勇気が出ない。
どうしよー‥。
きっとかけなかったら
かけなかったで後悔するよね?
そう思い…私はえいっと
発信ボタンを押した。
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