
学内レンアイ【BL短編集】
第3章 神谷琉星×神谷真白
寮に着いてからも、唇を尖らせる真白
あ、俺等金払って部屋は一緒にして貰った。
「真白怒ってんの?」
『…別に怒ってないもん』
「ほら抱き締めてやるからおいで」
俺が腕を広げると真白の表情が明るくなった。
これだけで機嫌良くなる真白は本当単純だよな
ぎゅう
『琉星…キスも』
「嫌だ」
『いつもしてくれるじゃん』
「俺眠いから」
こんなのは嘘、ただ面倒臭いだけの理由で拒否る。
『んぅ…』
「拗ねんなよ」
『ならキスしてよ』
面倒臭い
我が儘
けど拗ねられんのも怠い
何か良い案…
「そうだ、こないだ空から飴貰ったんだけどあげるよ」
