
学内レンアイ【BL短編集】
第3章 神谷琉星×神谷真白
俺と真白は同時に絶頂を向かえ倒れ込む。
ゴムなんかしてる間もなく始めた為に、真白のアナルからは俺の出した精液が垂れ流れていた。
荒い息を整えながら同じベッドに二人並んで横たわり、見つめ合う。
並んで寝転ぶのも随分と久しいものだ。
暖かいようなくずぐったい様な二人の距離に、胸が痛む。
大きく成る前に押し殺して来た感情達が、奥底から熱く成って来たのを感じた。
全部を押し殺す事なんて出来やしない。
感情を消したと自分に思い込ませ様としていただけで本当は違う。
自分に嘘を吐き続けるのは、もう止めにしよう。
今も此からも
きっと変わる事の無い此の気持ち―――
「…好きだよ、真白。大好きだよ」
