
学内レンアイ【BL短編集】
第4章 藤堂空×雪城奏汰
丁度1ヶ月くらい前の昼間の事
いつものように
俺は生徒とたわいもない話をしていた
―――――――
『んでさー…かくかくしかじかどーのこーの□$£○#★◇*@だったわけよ!酷いだろ本当に!』
「はは、そうだったのか。そりゃお疲れさんだな」
『本当だよ全く!おかげで寝不足だわー…空ちゃん、ベッドで寝てもいー?』
「ダーメ、また今度な。ほらチャイムなるから教室帰れ帰れ」
『ちぇー…また今度っていつだよ…まぁいいや、バイバイ空ちゃん』
椅子に座ったまま手を振りながら今日も生徒を送り出す。
新人教師なうえに若く何かと緩いとこもあってなのか、こうして毎日のように生徒達は、俺に愚痴や相談などを漏らしていく。
こんな毎日に飽きたりはしてないんだけど――
ガラッ..
