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↑逆転↓御斗戯世界

第2章 始まりはいつも突然

【Side: 璃斗】

ど、どうしてこうなったアアァァ!!?

思わずそう叫ばずにはいられなかった。そうでもしないと、どうにもこの状況を打破できそうになかったと思ったからだ。

叫んだところで何もできないのはわかるけど、そんなことはどうでもいい。とりあえず、現状の理解が先。

目の前には草原、というわけでもなく、況してや高級な屋敷の中というわけでもない。本当に見知らぬ土地だった。

「どこここ…?まさか………私は幻妖の神殿にたどり着いた?」


目の前に広がる何にもない荒野を見て、私は数分前の記憶を辿った。

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