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壁一枚

第26章 倦怠期



美緒「…」


確信はなかったが
最近、本当に先生は冷たかった
電話してもメールしても
返答はなく
たまに電話に出たとしても「忙しい」と
少しも話せず
すぐに切られていた


美緒「違う違う、先生に限ってそんな…
そうだ!!」


迷いを断ち切るように
美緒は先生にあるメールを送った
内容は
「教室で待ってます」
たったそれだけ
本当なら直接、先生がいる理科準備室に
行きたかったが
あえて
今日は待つ事にした


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