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壁一枚

第29章 知らない感触


孝志「…」

美緒「先生…あのね…」


言わなければ
本当の事をちゃんと言わなければ
濡れてない、感じてない
そもそも最初から触られてなんていない

そう嘘をつくのは簡単だった
でも美緒は孝志には
孝志にだけは
嘘はつきたくなかった


美緒「先生、ごめんなさい…私…寝てて
てっきり…先生だと…」

孝志「…」

美緒「先…痛っ…!?」


気づいたら
ベットに押し倒されていた美緒
見た感じ、いつもの展開だったが今日は
ちょっと違った


孝志「…」


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