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♡Hなアパート生活♡

第26章 図書室

それからー…



やっぱりそんな世の中うまくいかなくて、渚のもとにお金は返ってこなかった。

(渚が、関わりたくないからもういいって言ったのもある)

でも渚は、なんだか吹っ切れたように見える。前よりも一層きれいになった…ような気がする。

檜山さんも、早く売れっ子漫画家になって渚にちゃんと告白しようと決めたみたいで、活き活きと、バイトに漫画に励んでいる。

渚はそんな檜山さんをあったかく見守っていて…

なんだかいい雰囲気…と思うのは、私だけかな。






そしてー…

テストが終わった。

結果は……
予想通り、ヤバいなぁ……



里香がテスト結果をながめて、落ち込む私の肩をたたく。



「結花!テストどうだったぁ?
私、赤点多すぎてヤバいんだけど~」
「私もだよ!
これで来年受験って…考えたくない」

「今日も浩太くんが部活終わるまで待ってるでしょ?
一緒に図書室で勉強しない?」
「う~ん……」



図書室…

嫌な記憶が頭をよぎる。

あれから、なるべく行かないようにしてたんだよね。

でも、里香が一緒ならいっか。
ひとりで待ってるのも退屈だし。



「…うん!そうしよ」



放課後、私と里香は図書室に行く約束をした。

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