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♡Hなアパート生活♡

第33章 *気持ちの伝え方

「……陽~っ、陽!」



陽の肩をゆする。

どんなに強くゆすっても、ぜっったい起きない…!

もぉ~寝ちゃったらなかなか起きないんだから~



「ん……」



寝ぼけてるときの、ちょっと甘えたような声。

子供みたいかわいい寝顔に思わずきゅんとする。



「…仕方ないなぁ。私だけでも支度しよっと」



陽はそのまま寝かせておくことにして、私は学校へ行く準備をはじめた。







ーー…あれから数ヶ月。



私と陽は今もあのアパートで暮らしている。

陽の部屋だったり、私の部屋だったり、だいたいどっちかの部屋に泊まってるから、ほぼ毎日一緒。

半同棲…みたいな?



陽はあいかわらず、素直じゃなくて、口も悪いけど…

ちょっと甘えてくるときもあったりして…

まぁ仲良くやってるかな///






そんな陽くん。
今は、私のベッドで爆睡中。

今日も学校遅刻して行くのかなぁ~



「陽~!いい加減起きないと学校遅れる!」



着替えも済ませた私は、もう一度陽を起こそうとトライ。



「……う~ん……まだ眠い…」
「私先行くよ~」



グイッ…



「……きゃっ…!」



ボスッ…



私は陽に腕を引っ張られて、ベッドに引き込まれる。

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